快適空間を創出
次亜塩素酸水溶液の効用
ノロウイルスには塩素消毒が有効と言われていますが、塩素は、刺激が強く人の体の消毒には使えないとされてきました。 当社では１５年前より、ノロウイルスに効果の高い塩素に注目し塩素を安全な形に変化させることで人の体にも使えるように製品化に成功しました。
ノロウイルスは家庭用漂白剤で消毒することができますが、このときウィルスを攻撃しているのは『次亜塩素酸イオン』という物質です。 漂白力が強く漂白剤の原料として広く使われています。
次亜塩素酸イオンは強いアルカリ性の漂白剤として大量に生産されています。
消毒効果が有るものの、皮膚や粘膜に炎症を起こすなど人体には有害です。
ところが塩酸を加えると、弱酸性の『次亜塩素酸』に変化します。 『次亜塩素酸』は消毒効果が更に上がり、弱酸性なので皮膚に刺激がなく人体に優しいとされています。
製造の過程で、猛毒の塩素ガスが発生するのが課題でしたが、４年をかけて改良を重ね安定した『次亜塩素酸』の生産に成功しました。
更に『次亜塩素酸』を霧にする装置を開発したことで、霧が届く範囲の空間全体を消毒することも可能になりました。
共同研究した「岡山県工業技術センター」では、ノロウイルスに対しても消毒効果が期待できるとしています。 通常、塩素消毒は、残留性があって人体には好ましくありませんが、安心して使える様な塩素に変化させたことなのです。
ノロウイルス対策に効果がある塩素消毒、技術開発が進んで人の体にも優しく安全に使える様になったことで、今後更に、身近な物になろうとしています。